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150分耐久のミニアンドレジャー   優勝   レポート 伊藤 武志

ルーツザ原チャリ  ルーツザ原チャリ
レース開催日の9月21日、台風接近の為、コースコンデションが悪く昨日から雨が降り続いた。
今回のライダーは伊藤・牛島・山本で出場し佐藤が急用の為欠席、三人体制となった。
参戦したクラスは本大会のメインレースである150分耐久のミニアンドレジャー。
ランポートウエストラインマフラー、レース用アップタイプを取り付け、ゼッケンナンバー”10”でレースに挑んだ。

ルーツザ原チャリ スタート形式はルマン式で第一ライダーは伊藤。スタート直後は雨が弱く、 このまま天候が最後までもってほしいと誰もが願った。
本大会の申し込みが遅く出場クラス内では後ろの方のスタート位置になっていた。
レース展開の今回の決め手は一番初めのヘアピンまでに決る様な気がした。
フラッグが振られる時間が刻一刻と近づく、誰もが緊張する中、私は一人ワクワクしていた。
モンキーを購入してから数年間、レースの為に地道に車両作りをして来たことを今、試すことが出来る。 そんな思いから早く走りたかった。

2秒前・1秒前・フラッグが振られた。車両まで全力で走った。押しがけでエンジンをかけイン側に飛び出した。
一気にごぼう抜きしヘアピンへ向かった。路面がウエットの為はじめのコーナーは抑えて走る中、私はインから突っ込んだ。
その読みが当たり、一気にクラストップになった。エンジンの調子も良くトップの座をキープした。
しかし走り始めてから分たった頃だった、気にしていた雨が次第に強くなっていた。
他チームの転倒が相次いでいた。そんな中、我々の車両にも変化が出初めていた。
キャブレターにファンネルを付けているが雨を吸い始めていた。完全に高回転が回らなくなってしまい、やばいと思った。しかしどうするすべも無く、現状の状態でフルに走るしかない、給油を無くし時間を少しでも稼ごうと考えた。
それから10分が過ぎライダーの伊藤から牛島へ交代した。
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牛島も現状のエンジン不調をカバーする為、極力コーナーではスピードを落とさず転倒するギリギリのスピードで走った。
しかしシケインの辺りは雨がコース上にたまり走りづらくなっていた。
交代してから15分過ぎた頃、思っていたことが起きた。
シケインでフロント・リヤタイヤが同時に滑り転倒をしてしまった。
そのときにゼッケンプレートとフロントブレーキレバーが折れ、いきなりのピットインとなった。
不具合を私達に訴へ、またコースに戻りリヤブレーキのみでバイクを操った。とても危険だった。
その間ピットにて変わりのブレーキレバーを探したが持ち合わせが無く、クッラチレバーを裏表逆にして取り付けることを考えて何とか代用が出来た。
次に山本へライダー交代してから雨が小降りになり、エンジンの調子が少し良くなってきた。 ちょっとした希望が見えて来た。よしコレで逃げ切れるぞ、出切る事は全て行ってきた、 後は結果を待つのみだと思い、その後は順調に走りぬき無事優勝が決まった。
非常に寒い一日だったが、皆、心はホットな一日で終わった。 応援してくれた方、今回組んだライダー、サポートして下さった方本当に有難う。